登山口には廃村となった大平宿から黒川沿いに東沢林道に入る。林道終点まで約9キロの道のりだが悪路のため崩壊などによる通行が出来るか事前に確認が必要。
林道終点の登山ロ広場から黒川越しにアザミ岳が見え、展望がよい。登山ロ広場には休憩舎がある。クマザサの中の道は最初はかなりきつい登りだが、坂を登りきるとクマザサは低くなって傾斜も落ちる。ここからしばらく行くと沢に下り、崩壊地をアップダウンして高巻くと、よく踏みしめられた砂地の歩きやすい平坦な道になる。あたりはコメッガの林の中に、ダケカンバやナナカマドが立っている。何本か沢を越え、大きな岩が現れたら、ハシゴで越える。やがてクマザサが深くなって分岐点に出る。右の直登ルートではなく直進する。すぐ先に最終の水場があるので、水を確保しておこう。道は沢の巾を登るようになり、足場の悪い区間がはじまる。やがて広い稜線上に飛び出す。山頂まで1キロの指導標が立ち、少し先にベンチがある。周囲はみごとなシャクナゲの古木と、変形したツガが何本も林立して、すばらしい庭園風景だ。ここから山頂付近までの展望は申し分なく、中央アルプス北部の山々が望める。山頂まではひと登りである。摺古木山山頂は樹林の中だが、1等1角点がある。
帰路は右手にのびる道をとり、先ほどの分岐点まで出て往路をたどる。 |